学級経営がうまくいかない先生に大切なこと(10月)

▼ こんな悩みありませんか?
・ 学級経営のコツが分からず、不安になる
・ 子どもたちのやる気を引き出そうとするものの、なんだか空回りしている
・ いろんな方法は試してみるものの、どれもしっくりこない

こんな悩みを解決し、1年間、学級経営を楽しく行い、子どもたちの力を伸ばす方法をご紹介します。
4月から3月まで、どのような流れで学級経営を行えばよいかを、4月から順にお伝えしていきます。
今回は、10月の学級経営についてです。
以前の記事はこちら→ 学級経営がうまくいかない先生に大切なこと(9月)

<本記事の内容>
「学級経営がうまくいかない先生に大切なこと(10月)」
① 計画のない目標は意味がない
② 達成目標と学習目標とは?
③ 達成志向学級と学習志向学級

本記事を書いている僕は、現役の小学校教師でありながら、中学生~高校生まで幅広くサポートするフリースクールも運営したり、全国から集まる教育関係者のオンラインサロンオーナーも務めたりしております。
また、5年間で1000冊以上の本を読み、教育や人間関係、モチベーションについて、今も学び続けています。
今回は、これらの経験を基にした記事を書いていきます。

結論から述べると、「達成目標よりも学習目標が大切」ということを、子どもたちに教え、実感してもらうことです。
それでは早速、読み進めていきましょう(^O^)/

① 計画のない目標は意味がない

「テストで〇〇点をとりたい!」と願う子は多いはずです。
目標を立てても、達成できる子と達成できない子が出てくるのは、なぜでしょうか?
それは、「計画」の差です。
目標達成に必要なのは、生まれつきの才能ではなく、計画的な練習に多くの時間を費やすことです。
「今月3キロ痩せたい」と思っても、運動したり食事の改善をしたりしないと、瘦せるわけがないですよね。
学習も同じことです。
目標を立てたら、それに向かって行動する計画を立て、実行していくことが大切なのです。
「テストで〇〇点を取るために、△△をする」という計画を実行していくことが、目標達成の王道です。

② 達成目標と学習目標

目標達成に必要なのは、生まれつきの才能ではなく、計画的に努力することです。
目標達成は、才能で決まるという「固定マインドセット」の考え方ではなく、努力で決まるという「成長マインドセット」の考え方が大切です。
固定マインドセットの目標の立て方を、「達成目標」といいます。
成長マインドセットの目標の立て方を、「学習目標」といいます。

・達成目標

達成目標の考え方で目標を立てると、テストで100点を取ることが目標のときに、カンニングも辞さないという子も出てきます。
目標を達成すること自体が目的となってしまい、適切な手段を選べなくなってしまうのです。

・学習目標

達成度以上に、学び方など行動の目標を大切にする考え方です。
学習目標は、具体的な行動までセットで目標を考えます。

例)算数のテストで90点を取るために、苦手な問題を解く。
・毎日の目標→苦手な問題を1問解く。
・1週間の目標→ドリルを1ページやる。
・単元の目標→分からない問題をそのままにしない。
・1か月の目標→苦手な問題が減るように、分からない問題は友だちや先生に教えてもらう。

このように、何をしたいのか、どうやって達成するのかを明確に考えておかなければ、人間はサボってしまいます。
つまり、長期的な目標に対する粘り強さや情熱を保つために、学習目標を考えることが大切なのです。
具体的な特徴を、「③ 達成志向学級と学習思考学級」で見ていきましょう。

③ 達成志向学級と学習志向学級

達成志向学級は、結果のみが重視される固定マインドセット型の学級です。
学習志向学級は、学びの過程や努力が重視される成長マインドセット型の学級です。
それでは、それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
達成志向学級(▲)、学習志向学級(〇)で表していきます。

・取り組む学習課題の種類や課題の難易度や価値
▲簡単な課題や遂行課題が多い。例えば、算数での丸暗記。一人ひとりに合わせた課題はなく、子どもたちの学習意欲は低い。
〇挑戦的な課題が多く、公正かつ多様な学習プロセスが認められている。子どもたちは、課題の意義や重要性を理解している。

・教室のリーダーとしての役割
▲教師が課題のやり方を指示する。子どもたちの出番はほとんどなく、教師が学級のリーダーを務めている。
〇学習は、子供たちが指導し、学習課題に関する意思決定も任される。自分たちで学習を主導する権限を与えられる。

・なぜ、どのように承認されるか
▲完璧が求められ、規則を守ることや時間内に課題を提出することが奨励される。挑戦したり、独創的な方法を試したりすることが推奨されていない。
〇努力する、スキルを磨くことが奨励される。挑戦したり独創的な方法を試したりすることが推奨されている。

・どのようにグループ分けされるか
▲能力に応じてグループ分けをする。協力しあっているように見えても、グループ同士、あるいはグループ内で競争が起こっている。
〇学習スタイル、取り組み方、レベルが異なるもの同士でグループ分けをし、協力し合うことが求められる。

・教師が作業プロセスや成果物を評価する方法
▲評価は公正ではない。学級全員の前で、目標を達成できたかだけが評価される。
〇プライバシーを守れる場所で一人一人評価を行う。上達度や熟達度が評価対象となる。

・時間の使い方
▲期限厳守。熟達度よりスピードと効率が重視される。
〇自分のペースで作業することが柔軟に認められている。スピードより熟達度が重視される。

<まとめ>
計画のない目標は無意味で、達成目標よりも学習目標が大切です。
目標を達成するための計画を実行できる環境を整えていくことが、教師の仕事です。

<参考>

もっと詳しく知りたい方はこちら↓
【あなたはどっち?】成長マインドセットと固定マインドセット、一流の学習者に求められる大前提とは

<合わせて読みたい記事>
→ 「【厳選】たったこれだけ!チェックすべき教育書【経験年数別】

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