【簡単】「やってみよう!小学校はじめてのオンライン授業」

<本記事の内容>
【簡単】
「やってみよう!小学校はじめてのオンライン授業」
① はじめに
② 本文

(1) 今こそオンライン授業をはじめるときだ!

(2) オンライン授業とオンラインの子どもとの場づくり

〇 子どもとのつながりをつくる
〇 子どもと楽しむことを共有する
〇 既存のコンテンツを使った課題を出す
〇 メッセージをやりとりする
〇 ビデオ会議による双方向に授業

(3) 巻末座談会(オンライン授業の環境をつくっていくには)

③ さいごに

① はじめに

オンライン授業、どうやってやればいいんだろう…?
そんな悩みにお応えする1冊です。
はじめての人でも簡単に、すぐできる実践が盛りだくさんです。

しかし、ただのオンライン授業実践集ではありません。
オンライン授業を実施できない(しない)学校の先生にもおススメです。

なぜかと言うと、「授業観」に広がりが出るからです。

・一斉画一の授業に限界を感じている先生
・新しい学習指導要領に求められる授業観に近付きたい
・GIGAスクール構想を導入したい

そんな先生にピッタリの1冊です。

紹介の前に、簡単に僕の紹介を挟みます。
(知っている方は ②本文 に飛んでください)

本記事を書いている僕は、このような人間です。

・親子オンラインスクール「cocowith共同代表
・全国から集まる教育関係者のオンラインサロンオーナー「No name school

「密にならないクラスあそび120」を出版(Amazon教育書ランキング2部門で1位を獲得)

そして5年間の教員生活で、以下のような実績もあります。

・文科省指定教育課程特例校勤務(2014~18年)
・地区教育論文最優秀賞(道徳)
・県、地区代表研究発表(算数・外国語)
・市研究会常任理事(算数)
・学級崩壊立て直し
・原稿執筆(フォレスタネットvol.3「5年生算数『割合』」)

さらにクラスでは、数々の実践を行なってきました。

・クラス会議(赤坂真二先生)
・成長ノート、価値語、褒め言葉のシャワー、会社活動(菊池省三先生)
・『学び合い』(西川純先生)
・振り返りジャーナル、教室リフォーム(岩瀬直樹先生)
・教室内通貨(沼田晶弘先生)
・学びの個別化、協同化、プロジェクト化(苫野一徳先生)
・徹底反復、集中速習(隂山英男先生)
・けテぶれ学習法(葛原祥太先生)
・流動型『学び合い』(高橋尚幸先生)

SNSで見られる大体の実践の経験はありますし、ノウハウもお伝えすることができます。

ということで、このような経験を踏まえた記事を書いていきます。

② 本文

・子どもの学びをいかに保障するのか。
・その環境をいかにつくっていくのか。
・保護者や同僚との連携は?

オンライン授業に限らず、普段の学校(学級)づくりにも応用できることがたくさんありました。

(1) 今こそオンライン授業をはじめるときだ!

<要約>

1 子どもは「つながり」を求めている
→子どもたちに寄り添う

2 教科書だけでは学びは保障できない
→学び方を教える(けテぶれ等)

3 同期(一斉)と非同期(非一斉)を使い分ける
→教師は喋りすぎている.学び合いを有効活用する

4 持続可能性の高い方法を組み合わせる
→プロのコンテンツを使う.すごい授業はいらない(車輪の再発明をしない)
→学びに向かう力の獲得を

1 子どもたちは「つながり」を求めている

みんなで一緒に教室で学習できない状況。
寂しさを感じる子もいるようです。

そんなとき、とにかくつながりがほしい。
難しい授業や完璧な授業でなくてもいい。
ただつながりたい。

そんな子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。

2 教科書だけでは学びは保障されない

「学び方」を教えることの重要性です。
穴埋めプリントや課題を出していればオッケーではありません。
何を学ぶかに加え、どのように学ぶかの保障も必要です。

その例として、「けテぶれ」があります。
・け→計画
・テ→テスト
・ぶ→分析
・れ→練習

PDCAサイクルを、子ども用におろしたものです。
このように、学び方もセットで教えることが大切。

「けテぶれ」の詳細はこちらを。
→ 「けテぶれ」の裏側!学び合いを支える教師像 〜葛原祥太先生インタビュー 〜(EDUPEDIA)

書籍はこちら
→ 「けテぶれ」宿題革命!

3 同期(一斉)と非同期(非一斉)を使い分ける

ずっとみんな一斉で進める必要はないということです。
動画を見せるにしても、みんなで一緒に見ても見なくてもいいということ。
事前に動画を配布し、好きな時間に見てもらう時間を設けることも必要ということです。

基本的に教師は喋りすぎているので、学び合いを使うことも大切です。
子どもたちだけでできることは子どもたちに任せ、教師はサポートに回るという考え方です。

4 持続可能性の高い方法を組み合わせる

わざわざ0から動画や資料を作らなくていいということです。
そんなことをしていたら、いくら時間があっても足りません。
要は、持続可能性が低いということです。

Youtubeを検索すれば、良質なプロのコンテンツはいくらでもあります。
NHK for Schoolもあります。
使えるものは積極的に導入していきましょう。

そして教師は教えるだけではなく、サポートに回りましょう。
子どもの様子を観察したり、話合いに入ったり。
「動画を見せる→話合い→まとめる」といったサイクルでも授業はつくることができます。

決して手を抜くということではありません。
効率の良い方法、継続しやすい方法を考える必要性を謳っています。

(2)オンライン授業とオンラインの子どもとの場づくり

「オンライン授業は万能ではない」
あくまでオンライン授業は、子どもの学びを保障するための手段であるということ。
この授業は「何のために行うのか?」を十分に検討することが大切です。
つまり、明確な「授業観」をもっていますか?という問いかけです。

以下の5つに分かれています。
普段の授業でも生かせるであろう実践を1つずつ紹介していきます。

〇 子どもとのつながりをつくる

〇 子どもと楽しむことを共有する

〇 既存のコンテンツを使った課題を出す

〇 メッセージをやりとりする

〇 ビデオ会議による双方向に授業

〇 子どもとのつながりをつくる

・オンライン授業はスモールステップで(樋口万太郎先生)

 パターン1:課題提示→一人で取り組む→途中段階で提出→友だちの考えを見ながら自分の考えをアップデートする→振り返り(従来型)

パターン2:小さな課題→小さな課題→小さな課題(モジュール型)
パターン3:1時間ずっと課題に取り組む(レポート/探究など)
パターン4:動画を見る→課題に取り組む(反転学習)

このようなパターンを組み合わせることで、授業が一辺倒にならず、学びの幅が広がります。
オンライン授業では、先生がかかわる時間が圧倒的に減ります。
その中でいかに、学びの種を子どもたちに提供するか。
何を教えて、何を教えないか。

そうなったとき、これまで以上に「教材研究」が必要です。

授業を受けた樋口学級の子どものたちの感想から、
樋口先生の「つながり」を大切にしたあたたかい学級づくりの雰囲気が伝わってきました。
樋口先生の学級づくりや授業観を詳しく知りたい方は、こちらも参考にされてみてはいかがでしょうか。

▼子どもの問いからはじまる授業

・学校HPを使用した支援(小林翼先生)は、どの学校も取り組んでほしい実践です。
HPがない学校ってないからです。
学校の看板であるHPに情報を入れておく。
どんな非常時にも対応するためにも、すべての学校で検討してほしいです。

〇 子どもと楽しむことを共有する

・家庭科チャネルで「映え写真」を投稿(小池翔太・古重奈央先生) 

いまや、SNSを活用しない手はないと思います。
SNSは、世界とつながることができます。
コメントやいいねで、フィードバックがきます。

日常でも実践できる持続可能なモチベーションの高まる実践です。
家でのお手伝いや給食メニューの再現など、普段の授業でも十分に応用できそうです。

〇 既存のコンテンツを使った課題を出す

・NHK for Schoolで問いづくり(若松俊介先生)

NHK for Schoolは、興味をひく動画がいっぱいあります。

「問い」は新学習指導要領でも、核となる言葉です。
「主体的・対話的で深い学び」を実現するために必要不可欠です。
「問い」を引き出し、共に学び合おうとする「きっかけ」をつくりだす若松先生の授業観。
どの先生にも参考にしていただきたいです。

〇 メッセージをやりとりする

・「公害新聞づくり」で交流(樋口万太郎先生)
「見方・考え方」をはたらかせられるようなポイントを点数化し、評価につなげる新聞づくりの提案です。
単元の最後でレポート課題を行う実践はよくあります。
形骸化しがちな活動ですが、子どもたちも楽しみつつ、教師も子どもも評価が見えやすくなる実践です。
「見方・考え方」に自然と目が向く感想交流になるところが秀逸です。

〇 ビデオ会議による双方向に授業

・パフォーマンス課題を解決しよう(長野健吉先生)
Googleスライドで「国土の統一と米作り」のパフォーマンス課題。
こんな質の高い授業を受ける(つくる)ことのできる先生と子どもたちに感動。
また、オンライン授業を推進する上で迷う、「どの媒体を使えばいいか?」
それを分かりやすく解説してくれています。

知識を習得しながら長期的に思考・判断し、表現できる「活用」の場は、「GoogleClassroom」
知識の確実な「習得」の場を、「ロイロノートスクール」
交流を円滑にし、協同で学ぶ「Zoom」

③ 巻末座談会(オンライン授業の環境をつくっていくには)

オンライン授業を推進していくにあたり印象的だったのは、校長(管理職)の提案がすぐにあったということです。

ボトムアップでPDCAを回していくことは、失敗を減らす上では大切なことです。
しかし非常事態では、トップダウンも大切だと思います。

完璧を求めすべての準備が整うまで待っていると、手遅れになることもあります。
管理職の決断が早い学校は、今後非常事態でも焦らず十分な対応ができるでしょう。

とはいえ、管理職の許可が下りないからできない。
そんな声をSNSなどでも目にします。
トップの決断が下りるまでに、すぐ動き出せるように準備しましょう。
管理職の決断を後押しするよう、他の職員と連携をとりましょう。

・「公式になる前に非公式で考える」
・「試行」
・「子どもたちの方が使いこなせる」

まずやって事例をつくること。
そして何より、教師以上に子どもたちが使える可能性もあるということです。

世はVUCA時代。


不安定で変動的で不確実で曖昧な時代になっています。
誰も予測できないのです。
だからこそ、少し失敗してもいいからとりあえずやってみる!
そんな雰囲気が社会全体に浸透してほしいです。

3 さいごに

「“参加しない権利”をどう保障するのか」
これからオンライン授業を推進していく中で、「学校に来ることが当たり前」
その価値観が崩れてくることが予想されます。

現在、20万人いるといわれる不登校の子たち。
「積極的不登校」と言われる、学校以外に学びを求める子も増えてくるかもしれません。
そのパラダイムシフトにどのように対応していくのか。
学校外で教育にかかわる人や企業などの連携も、いよいよ現実味を帯びてくるだろうと思いました。

多様な教育の選択肢が認められ、生きやすい社会を実現したい。
この想いを胸に、私も教育に向き合っていこうと心あらたにしました。

みなさんの健康と活躍を願っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

▼本

 

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