【「怒る」はダメ!?】子ども心をつかむ正しい叱り方ポイント5選
▼こんな悩みありませんか?
・つい感情的になって、怒鳴ってしまい罪悪感がある
・何度言っても、言うことを聞いてくれなくてイライラしてしまう
・子どもが傷付き、自信をなくしてしまいそうで心配
・甘やかすのはよくないし、きちんとしつけはしておきたい
・どんな叱り方がいいか分からなくて、困っている
こんな悩みを解決し、大人も子どももハッピーになる叱り方をご紹介します。
<本記事の内容>
「【「怒る」はダメ!?】子ども心をつかむ正しい叱り方ポイント5選」
① 基本は「まず聞く」
② 理屈ではなく、感情に注目
③ ポジティブに終わる
④ 思考停止させない言葉を使う
⑤ 一貫性を保つ
本記事を書いている僕は、このような人間です。
・親子オンラインスクール「cocowith」共同代表
・全国から集まる教育関係者のオンラインサロンオーナー「No name school」
・「密にならないクラスあそび120」を出版(Amazon教育書ランキング2部門で1位を獲得)
そして5年間の教員生活で、以下のような実績もあります。
・文科省指定教育課程特例校勤務(2014~18年)
・地区教育論文最優秀賞(道徳)
・県、地区代表研究発表(算数・外国語)
・市研究会常任理事(算数)
・学級崩壊立て直し
・原稿執筆(フォレスタネットvol.3「5年生算数『割合』」)
さらにクラスでは、数々の実践を行なってきました。
・クラス会議(赤坂真二先生)
・成長ノート、価値語、褒め言葉のシャワー、会社活動(菊池省三先生)
・『学び合い』(西川純先生)
・振り返りジャーナル、教室リフォーム(岩瀬直樹先生)
・教室内通貨(沼田晶弘先生)
・学びの個別化、協同化、プロジェクト化(苫野一徳先生)
・徹底反復、集中速習(隂山英男先生)
・けテぶれ学習法(葛原祥太先生)
・流動型『学び合い』(高橋尚幸先生)
SNSで見られる大体の実践の経験はありますし、ノウハウもお伝えすることができます。
ということで、このような経験を踏まえた記事を書いていきます。
結論
正しい叱り方ができると、子どもも大人もハッピーになります!
そして、子育てにかかわる学校の先生や保護者の皆さんはストレスが減ります。
ストレスが減ることにより、心がラクになり人生がガラッと変化するはずです。
それでは早速、読み進めていきましょう(^O^)/
① 基本は「まず聞く」
叱る前に、まず先に相手の話を聞いてあげましょう。
自分が相手にしてほしいことがあるときは、先に相手に何かをしてもらうのがいいです。
話も聞かずに、頭ごなしに怒鳴ったり否定したりのは、もってのほかです。
叱る目的は、相手の行動改善です。
頭ごなしの叱り方は、子どもとの関係にヒビが入ってしまい、肝心な行動改善が望めなくなります。
信頼関係のない人に叱られるって、イヤじゃないですか?
信頼関係を築き、相手の行動改善を促すためにも、「まず聞く」を大切にします。
話を聞くときによく使う正しい尋ね方を3つ紹介します。
その1:「どんな気持ちだったの?」
その2:「何か理由はあるの?」
その3:「本当は何がしたかったの?」
このように、相手に共感する尋ね方をしてみるといいでしょう。
詳しくは、②「理屈ではなく、感情に注目する」で解説します。
② 理屈ではなく、感情に注目する
子どもの「感情(きもち)」に注目しましょう。
大人は、理屈で理解することができます。
しかし相手が子どもの場合、「なぜ、できないのか」理解できないことがあります。
そこで、この3つを使うといいです。
その1:「どんな気持ちだったの?」
その2:「何か理由はあるの?」
その3:「本当は何がしたかったのか?」
具体的には、どうやってやればいいの?とお悩みの方に、小学校での「あるある」を1つだけ紹介します。
「好きな子に意地悪をしてしまう」です。
この裏の感情は、「仲良くなりたい」です。
どのような対応すればよいか、例を示してみます。
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- 大人:「たろうくんは、はなこさんに意地悪がしたかったの?」(その3)
-
- たろう:「ううん、ちがうよ」
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- 大人:「違うんだね。何か他に理由あるの?」(その2)
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- たろう:「うーん、、、、」(ここで分かればここで解決)
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- 大人:「うーん、じゃあ、本当は仲良くしたいのかな?」(その1)
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- たろう:「うん、なかよくしたい」
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- 大人:「そうなんだ。仲良くしたいんだね。じゃあ、、、」
この後は、未来のイメージを持たせることで子どもの行動は改善されやすくなります。
例えば、このように話します。
「仲良くなるために、意地悪はいいことかな?」
「仲良くするためには、どうすればいいかな?」
「たろうくんは、協力してほしいことあるかな?」
詳しくは、③「ポジティブに終わる」で解説します。
③ ポジティブに終わる
叱るときの最後は、ポジティブに終わりましょう。
ネガティブだとお互いいい気持ちはしませんよね。
それでは具体的に、「未来」のイメージが想像できる言葉かけ3つ紹介します。
その1: 成長
→ 「これができたら、〇〇になれるよ」と未来の姿をイメージさせる。
→ 「そのクセを治したら、友だちとも仲良くなれるよ」その2: 期待
→ その子の可能性を信じ、背中を押す。
→ 「タロウ君の成長が楽しみだな」「はなこさんなら、きっとできるよ」その3: 協力
→ 一緒に頑張っていこうという姿勢を見せる。
→ 「しょうたくんが頑張るなら、先生も頑張るね」「まどかさんの頑張り、応援しますよ」
このように、叱られた後に子どもがポジティブな未来をイメージできることが大切です。
なぜなら、行動の変化を起こしやすくなり子どもがぐんぐん成長していくからです。
④ 思考停止させない言葉を使う
相手の言い分を否定せず、相手の言葉のレベルに合った言葉を使いましょう。
否定は、信頼関係を崩すので止めましょう。
よく使ってしまう絶対使ってはいけない言葉が1つだけあります。
「なんで、できないの!?」
これは禁句です。絶対にやめましょう。
この言葉の裏には、できて「当然」「当たり前」というメッセージが含まれます。
相手の否定にもつながりますし、大人にとっては「当然」「当たり前」でも、子どもにとっては、理解できないことがあります
子どもは理解できない言葉があると、考えることを止めたり話を聞くことを止めたりして、上の空になってしまいます。
思考停止してしまうと、肝心の「行動改善」という目的が達成されません。
そうなってしまうと、しかる意味がなくなります。
叱る側も叱られる側も、お互いいい気持ちではありません。
大人でも否定されるのはイヤですし、分からない言葉がいっぱい並んでしまうと、理解できずに聞くことをやめてしまいませんか?
子どもも同じことです。
なので、相手を否定することなく相手のレベルに合わせた分かりやすい言葉で話してあげましょう。
⑤ 一貫性を保つ
叱る基準を子どもと共有しましょう。
基準が分かると、子どもは安心します。
逆に、バラバラだと子どもは困ります。
大人でもそうじゃないですか?
その日の気分によって、叱る基準がコロコロ変わってしまう人はイヤですよね。
子どもも同じです。
「昨日はいいって言ったのに、なんで、、、」と信頼を奪ってしまいます。
そこで、「どんな基準があればいいかな?」とお困りの方に向けて、僕が子どもたちと共有する叱る基準を3つ紹介します。
その1:命にかかわること
→ いじめや体の特徴等、人権にかかわることその2:悪意をもって悪さをすること
→ 相手が不利益を被ると分かってて、わざとやることその3:頑張る人をバカにすること
→ 相手の可能性を否定すること
とはいえ、気分で叱ってしまったり一貫性を保つのが難しかったりすることもありますよね?
そんなときは、素直に謝りましょう。
誰だって間違うことはあります。
謝ったあとは、叱る基準をもう1回確認して、「今度から気を付けるからね」と安心する声かけをしましょう。
いかがだったでしょうか?
子ども心をつかむ正しい叱り方で、子どもも自分の人生もハッピーにしていきましょう(^O^)/
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