学級経営がうまくいかない先生に大切なこと(1月)
▼ こんな悩みありませんか?
・ 学級経営のコツが分からず、不安になる
・ 子どもたちのやる気を引き出そうとするものの、なんだか空回りしている
・ いろんな方法は試してみるものの、どれもしっくりこない
こんな悩みを解決し、1年間、学級経営を楽しく行い、子どもたちの力を伸ばす方法をご紹介します。
4月から3月まで、どのような流れで学級経営を行えばよいかを、4月から順にお伝えしていきます。
今回は、1月の学級経営についてです。
以前の記事はこちら→ 学級経営がうまくいかない先生に大切なこと(12月)
<本記事の内容>
「学級経営がうまくいかない先生に大切なこと(1月)」
① コンフィデンスセルフトーク
② チャレンジセルフトーク
③ フォーカシングセルフトーク
本記事を書いている僕は、現役の小学校教師でありながら、中学生~高校生まで幅広くサポートするフリースクールも運営したり、全国から集まる教育関係者のオンラインサロンオーナーも務めたりしております。
また、5年間で1000冊以上の本を読み、教育や人間関係、モチベーションについて、今も学び続けています。
今回は、これらの経験を基にした記事を書いていきます。
結論
「セルフトーク」を充実させよう!ということです。
・自分に自信がもてない
・新たな一歩を踏み出せない
・問題が起きたらどうしようと不安
このような不安を、成長マインドセットの考え方に変換し、前向きに行動しようと思わせてくれるのが、セルフトークです。
先生1年目、不安でいっぱいだったぼくも、セルフトークを意識することで、自分に自信がもてました。
そして何より、子どもとの関係性がとてもよくなり、楽しい学級経営ができました!
人間は、1日60000回、セルフトークしていると言われています。
「おなかすいたな~」「めんどくさいな~」「天気がいいな~」などなど、当たり前に会話しているのです。
このセルフトークを、少し意識して成長マインドセットのセルフトークに変えていくことで、自信をつけることができるのです。
それでは早速、読み進めていきましょう(^O^)/
① コンフィデンスセルフトーク
自分に自信をつけるためのセルフトークのことです。
ネガティブな考えを、ポジティブに変換していくのが、コンフィデンスセルフトークのよい点です。
例はこんな感じです。
・彼女に勝てるはずがない→彼女に勝てるように頑張る
・負ける前にやめよう→勝つことより胸を張って一生懸命プレイする方が重要
・負けたら落ち込んでしまう→勝っても負けても挑戦したことが大切
・難しすぎる→何があってもこの経験から学ぶことができる
・私は彼女みたいに上手くなれない→強い相手と対戦することで能力を上げることができる
・塾の特別講習は時間の無駄だ→塾の特別講習は苦手な事を上達させる良い機会だ
・学校なんて大嫌い→学校の良いところに目を向けて楽しいところだと思えるようにどうすべきか考えよう
・私はチームに入れなかったのはへたくそだからだ→今回はチームに入れなかったけれどがんばって練習してまた挑戦しよう
ネガティブになったり、不安になったりすることは悪いことではありません。
誰しもみんな、固定マインドセットの考え方をもっています。
固定マインドセットの声は、すべて消え去ることはありません。
したがって、頭の中の固定マインドセットの声を、成長マインドセットの声に変換させることが大切です。
そうすることにより、チャレンジ精神がわいてくるようになります。
② チャレンジセルフトーク
新しいことに挑戦するためのセルフトークです。
挑戦が怖かったり勇気が出なかったりするのは、先が見えないことへの不安が原因です。
そのために、成長マインドセットの考え方で計画をつくっておくと、チャレンジ精神が湧いてきます。
こんなセルフトークをしてみるといいです。
・できるようになりたいことは?
・いつまでにできるようになりたい?
・できるために必要なものは?
・できるためにすべきことは?
・障害になりそうなことは?
・障害を乗り越えるためにすべきことは?
・もし失敗したら、すべきことは?
・固定マインドセットがいいそうなことは?
・成長マインドセットの反応は?
・成長したことがわかるのはどんなとき?
このようなセルフトークを行うことで、不安は軽減されます。
見えない不安を予め想定しておくのです。
もし、不安要素が多いと判断したときは、チャレンジを止めるのも、それはそれで素晴らしい決断です。
とはいえ、対応を計画している場合と計画していないときを比べると、計画しているときの方が安心できます。
なので、落ち着いて物事に対処できたり、自信をもってチャレンジできるようになります。
③ フォーカシングセルフトーク
問題に直面したときのセルフトークです。
どれだけセルフトークで用意をしても、問題は起こってしまいます。
しかし、問題が起きてしまったら、問題は解決してしまえばいいのです。
問題から目をそらして、問題をそのままにしておくのがよくないことです。
解決しないままだと、不安も大きくなり、もやもやした状態が続いてしまいます。
つまり、問題はいつか向き合わないといけないのです。
それならば、早いうちに問題と向き合えばよいのです。
それでは、問題と向き合うときのセルフトークを見ていきましょう。
こんな感じです。
・私の問題は何?
・いつまでに問題を解決すればいい?
・問題を解決するために必要なものは?
・問題を解決するためにすべきことは?
・問題解決の障害となりそうなものは?
・障害を乗り越えるためにすべきことは?
・もし計画うまくいかなかったらすべきことは?
・固定マインドセットがいいそうなことは?
・成長マインドセットの反応は?
・自分が問題を解決したことがわかるのはどんなとき?
このように、問題は、細かく分解して考えると問題解決しやすくなります。
細かく考えると、どこから対処していけばいいかが分かるようになるからです。
問題が解決していく成功体験を積むことができれば、問題と向き合うのも怖くなくなったり、不安が減ったりします。
問題に直面すると、固定マインドセットの考え方が出やすくなります。
これは、人間の習性なので、仕方のないことです。
しかし、固定マインドセットのままでは、問題は解決しづらくなってしまいます。
なので、固定マインドセットが出てきたときには、セルフトークを使って、成長マインドセットに転換します。
<まとめ>
今回は、セルフトークについてお伝えしました。
①コンフィデンスセルフトーク②チャレンジセルフトーク③フォーカシングセルフトーク
どのセルフトークにおいても、固定マインドセットを成長マインドセットに転換することが大切です。
固定マインドセットが出てきたときに、固定マインドセットのままの人。
固定マインドセットが出てきたときに、成長マインドセットに転換できる人。
違いはたったこれだけです。
学級経営をよりよくしたり、自分の人生を豊かにするためには、成長マインドセットのセルフトークが有効なのです。
<参考>
もっと詳しく知りたい方はこちら↓
「【あなたはどっち?】成長マインドセットと固定マインドセット、一流の学習者に求められる大前提とは」
<合わせて読みたい記事>
→ 「【厳選】たったこれだけ!チェックすべき教育書【経験年数別】」